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昔、いや、ちょっと前 前編 [カメラ]

夏休みもまもなく折り返し地点。夏休みといえばまずは宿題。私が小学生の頃、数ある宿題の中には必ず、読書感想文や作文などの文章を書くものが含まれていた。文を書くこと自体は嫌いではなく、むしろ好みの分野だったのだが、書き終わった後に読み返すというのがどうも苦手。というか、自分の書いた文章が、何となく恥ずかしい。それでも年代を重ねるごとに、自分の書いた文章が他人の目に触れる機会も多くなり、間違ったことや誤解を招くような表現は避けなくてはいけないと思うと、いやがおうにも書き終わった後に読み返さなくてはならなくなった。今ではペンをキーボードに換えて、こうしてブログを通じて、毎日のように文章を書いているのだが、間違えないように、恥ずかしくないように、後悔しないように、読み返して確認するという作業は、なんの抵抗も無く、文章を書くという行為の一連の作業の一つになってしまっている。
さて、話を写真に移してみると、昔撮った写真を今見てみると、やっぱり恥ずかしい。なぜ恥ずかしいのか、それは未熟だと思えるから。そんな写真を撮って悦に入って満足していたんだ、と思うと、当時の自分の未熟さを形にして目の前に差し出されたようで、やっぱり恥ずかしい気持ちになる。ここで言う昔の写真とは私の場合、数年前に撮ったサッカー写真のこと。これがもっと昔の学生時代に撮った写真(もちろん銀塩)だと、写真の撮り方ウンヌンではなく、写っているもの自体に懐かしさを感じたり、あの頃の思い出が呼び起こされたりして、恥ずかしさよりも懐かしさ、だ。なのでここで取り上げるのは「昔の写真」ではなく、「ちょっと前の写真」ということになるかもしれない。数年前が、昔なのか、ちょっと前なのかは、難しいところだが、学生時代においては、数年前といえば昔、と感じるのが普通だろう。が、この歳になるとやっぱり、ちょっと前になってしまうのかもしれない。数年前という、同じ尺度であらわされた数値でも、自分の年齢によって呼び方や感じ方が変わるなんて、何とも人とは便利なようで不思議な感覚の持ち主だ。
さて話が横道にそれてしまったので、元に戻そう。パソコンを修理に出したことは、以前報告したとおり。データの移動やら復旧やらの作業は大方終わったのだが、その途中で昔撮ったサッカー写真も出てきた。昔といっても2003年頃だから、今から6年ほどの、ちょっと前の写真。今しげしげと眺めてみると、こんな写真を他人にあげたり見せたりしていたんだ、と思うと恥ずかしい限り。そう思えるということは、今ではもう少しマシな写真が撮れるようになっているということだろうか。別に学校に行って写真の勉強をしたわけでも、偉い方に師事して教えを請うたわけでもなく、自分勝手に撮り続けた、経験だけ積んだ私だから、技術的に大した進歩が有るわけないのだが、それでもこの「経験だけ」というのでも、まあ自分の中では前に進んだいうことにしておこう。
昔、ちょっと前0.jpg

上の写真
CANON EOS 10D+EF90-300mm F4.5-5.6 USM  焦点距離   205mm  シャッター速度優先
F9.5   SS 1/750   ISO 400   評価測光   露出補正 0   AI SERVO AF  JPEG
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