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コンパクトフラッシュ(CF) [カメラ]

私が初めてデジタルカメラを手にしたのは、2000年5月に発売された、最初代のIXY DIGITALでした。
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IXYの名はフィルムコンパクト機として以前から人気機種でしたが、それのデジタル版を望む声に応える形で登場しました。当時は結構人気のあったモデルで、予約して1か月待って買った憶えがあります。この200万画素のデジタルカメラ、記録メディアは何とコンパクトフラッシュ(CF)カード。JPEG Largeで一枚2MBほどだったので、私が最初に買ったCFはレキサーの256MB、12倍速でした(買った値段は忘れてしまいました)。それ以降、デジタル一眼を使うようになり、私のメインの記録メディアとして、現在もCFカードはずっと使い続けています。
ボディを買い替えるごとに高画素になっていくデジタルカメラなので、メディアであるCFカードも、容量の大きなものが欲しくなります。そして連写をよく使うようになって(10Dの頃はあまり連写はつかいませんでした)、RAWで撮るようになって、ドンドン大容量のものが必要になってきます。1GBもあれば充分と思っていたのは何年前のことだったか。今では1D3で成人のサッカー1試合(90分)で全てRAW撮影となると、8GBくらいのメディアは必要になります。
容量もそうですが、速度も着実に速くなってきましたね。まあ、大容量になるほど読み出し速度が速くないと、PCに落とすのに時間がかかってしまいますから、当然かもしれません。最初に買った12倍速なんて、当時としては最速の部類だったのに、今ではその何十倍もの速さになっている。この手の商品の進歩の凄さとその恩恵を、振り返ってみると随分感じてしまいます。
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今現在手元にあるCFカードは、上の写真のとおり。カメラを手放した時に一緒に付けて出したものもあるので、これが私が買った全てではないのですが、こうして今取り出して並べてみると時代を感じさせるものもありますね。そして今現在、使っているものはこのうちの数枚。残りはここ何年も引き出しの奥で眠った状態です。容量の小さいもの、速度の遅いものは、自然と使わなくなってしまいます。私の場合、ボディを買うごとに、それに合わせたメディアを買ってきたのですが、その時点で最も必要とする最大容量で最速のもの、を買うようにしています。そうでないと、また新しいメディアが欲しくなるから。値段的には高価でも、安心して少しでも永く使えるものの方が、結局は徳の様な気がしています。大容量のものは紛失したり、データが壊れたりした時に被害が大きいので、小容量のものを複数枚の方が良い、という意見もあると思いますが、SDは紛失しそうですがCFはあまりそんな感じがしないこと、サッカー撮影の時に試合中のメディア交換をなるべくしたくないこと、データ破損の経験が未だ無いこと、などの理由でこうしています。ちなみに、こうしたメディアは全て通販(偽物が怖いので、信頼できる店で)。地方在住者にとって、地元店では高くて買えません。
で、今回7Dを購入したので、新しいメディアも買いました(もちろん通販)。それがコレです。
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1800万画素でRAW一枚が22MBほどですから、16GBは必要でした。せっかくUDMAのmode6に対応している7Dですから、それ用に奮発しました。同時に購入した8GBのSDHCは、1D3用です。個人的には、端子がむき出しのSDに比べCFの方が堅牢感があって好きなのですが、同容量でこの価格差ではSDも無視できなくなりました。1D3ではちょっとメディアが足りないことが出てきたので、UDMA未対応ということもあって、SDHCを追加することにした次第です。
7D導入にあたって、購入したものは他にもあって、それは・・・
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おかえりなさい、鈴鹿F1 [日々の徒然]

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3年前の2006年、それまで20年にわたってF1日本グランプリを連続開催してきた鈴鹿サーキットから、来年以降は富士スピードウェイで行われると発表になった時、関係者だけでなく、地元商店街のおばちゃんまで、鈴鹿市民の落胆ぶりは大変大きかったです。そして、諦めずに何とか復活させよう、復活した時の準備をしておこう、という意気があちこちから出始め、HONDAの撤退というショッキングな出来事を踏まえても、隔年開催という形で実を結んだことはご存じのとおり。そして、富士がF1開催から降りたことで、これから暫くは毎年鈴鹿で行われそう、ということもご存じのことと思います。そのF1日本グランプリの決勝が、明日行われます。
「富士は地元に配慮して、迷惑をかけない様な運営をした。鈴鹿は地域密着のイベントとして、地元にも協力を要請し、地域が一緒になって盛り上げようとしている」という記事をどこかで見たことがありますが、そんな感じを私も持っています。「鈴鹿F1日本グランプリ地域活性化協議会」というものを立ち上げ、観客への不便の解消やもてなしイベントの開催、PR活動など様々な取り組みを行っています。そんなイベントの一つにF1と地元鈴鹿との交流というものもあって、「F1関係者と地元高校生との交流サッカー大会」というのがあります。今年は何と、我が愚息1号の高校が選ばれました。これは撮らずにはいられない、ということで、仕事を放り出して行ってきました。
その交流試合が行われるのは、鈴鹿サーキットに隣接する鈴鹿スポーツガーデン。そこでは同日、その周回路を利用してレッドブルレーシングのF1マシンが試走するというイベントもあって、それも見てやろうという魂胆で、早々と家を出ましたが、生憎の雨空で、交流試合の方はどうも怪しい感じ。F1マシンの試走は雨天決行らしいですが、平日の昼間で雨となると、そんなに見に来る人がいるのかなあ、と思っていたら、結構な人が集まっていました(それでも主催者は少ないと言ってましたが)。
本当は一般公道で走らせたかったらしいですが、警察から許可が下りず、いつもサッカーでお世話になっている鈴鹿スポーツガーデン内の片側1車線の周回路をコの字型に封鎖して、そこを往復する形で走らせるようです。私たち観客は、道路のすぐ脇の歩道から見るので、お目当てのF1マシンは目の前2~3mくらい先を疾走することになります。1D3に70-200を付けて撮影に臨んだのですが、ちょっと長かったかも。
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爆音とともに通り過ぎるF1マシンは、もちろんレーシングスピードであるはずはないですが、あの狭い道路で、しかも雨の中、しっかりスピンターンを決めてくれたりして、その迫力は嬉々として集まった方々に充分伝わったと思います。私的には、耳栓が必要だったなあ、と思いましたけど。
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で、その試走が終わってサッカーの試合までは時間があるので、車に戻って一休みしていると、雨が更に激しくなってきました。ほどなく私の携帯電話に息子から、試合中止を告げる電話が。ナイターのサッカー撮影用にフル装備、しかも雨天撮影用の用意までして来たのに、あえなく撤退ということに。う~ん、せっかくのチャンスをこんな形でかなえることができなかったとは、ウチの愚息も運が無いな~(私もかな、涙)
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とりあえず、ご報告だけ [カメラ]

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まだ、一枚も撮っていません。詳細は後日、じっくりと。
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使いこなす・使いこなせない 後編 [カメラ]

そもそも、使いこなさなくてはならないのだろうか。高性能なカメラを手に入れると、使いこなさないと損をしている、といった思いを抱く方がいる。先に言ったとおり、高性能・高機能のカメラは、様々なシチュエーション、様々な撮影目的に対処できるようになっているが、何も全ての機能を使わなくてはならない訳ではない。仮に全自動で撮っていたとしても、高画素・高感度特性・耐久性などの恩恵は自然と享受している。確かに、使いこなしてはいないのかもしれないが、今後使いこんでいく余地がたくさん残っているとも考えられ、自分にとって永く楽しめる機種だというように考えることもできるのではないか。あくまで我々アマチュアは、趣味として楽しむのであり、ましてや「使いこなしている」基準や尺度などは、有るような無いようなものなのだから、悲観することも躊躇することもないと思う。
最後に先日、知人から相談を受けた時のことを書いて、この「使いこなす・使いこなせない」の記事を閉めたいと思う。
40Dで自分の息子のサッカーを撮っていたその知人は、今度1D3かその後継機に買い替えようか、と悩んでいる。悩んでいて踏ん切りがつかないのは、「使いこなせないのでは」という不安があるからだ、とのこと。その彼の質問に、私は以下のように答えた。

「使いこなせないのでは」というのは、諦めるための方便に使っていませんか。もう既に1年以上、40Dで撮り続けてきた知識と経験が、貴方にはあります。それは上級機を購入したとしても、決して無駄になることは有りません。確かに、そういった上級機を手にしたら、更なる機能や使いこなしの部分で、努力や工夫が必要になると思いますが、ゼロから始めるのではなく、これまでの40Dでの知識や経験の上に積み重ねていけば良いわけです。ゼロの状態から40Dを手にした時も、それ相応の努力をされたと思います。そうでなければ、1年以上こうして続けてこれなかったでしょうから。それに比べれば、40Dから上級機へのステップアップに伴う努力と工夫は、それほど大きなものではないと思います。ましてや、40Dを使いつつも上級機購入への興味があるということは、意欲がある、ということと同意です。1D系はプロ機と言われていますが、プロしか使ってはいけないというわけでも、プロレベルの腕で無いとその性能が享受できないというわけでもないと思います。これまで同様に、意欲を持って続けられるのでしたら、ぜひお勧めしたいですね。そして40Dの時に撮れなかった画が撮れたなら、それはボディを買い替えたせいなのか、それに伴って腕が上がったせいなのか、分かりませんが、趣味を楽しむアマチュアカメラマンとして、これ以上ない喜びではありませんか。

その後、彼がどういった選択をしたか、定かではありませんが、「使いこなす・使いこなせない」という損得の尺度でのみ判断せず、今しか撮れない写真を撮る、という楽しみの側面でも考えて欲しいと思っています。
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