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高校サッカー選手権 [日々の徒然]

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先週末、当県の高校サッカー選手権の決勝があり、県協会のボランティアカメラマンとして撮りに行ってきました。
今年で88回目を迎えるこの選手権、現在各地で、熾烈な県代表決定戦が行われていることと思います。伝統ある大会であることは間違いないところですが、年末年始の皆が休みの時期に全国大会が行われ、テレビでの放送も頻繁に行われるということで、アマチュアサッカーとしては最も注目度の高い大会ではないでしょうか。その証拠に、当県の代表を決めるこの決勝戦会場に向かうと、かなり余裕を持って家を出たにもかかわらず、駐車場は満車、観客席はほぼ満席(といっても、地方の競技場ですから、大した数の観客が入れるわけではないですが)。天皇杯予選、天皇杯一回戦、全日本女子、高円宮杯など、これまで当県で行われるいろんな大会を撮ってきましたが、観客数と注目度という点では、この大会が一番だと思います(次点は、小学生の全日本少年サッカー大会かなあ)。
考えてみるとこの試合、野球でたとえるなら、甲子園への出場をかけた一戦、ということでしょう。アマチュアスポーツにおいて、毎年夏に甲子園で行われる全国高校野球選手権大会は、最もメディアへの露出度が大きく、それによって最も多くの方々の関心を集める大会だと思います。アマチュアサッカーという競技に限ってみると、各年代で全国大会は幾つかありますが、その中でもテレビ放送され、新聞雑誌、インターネット情報などで最も取り上げられる大会と言えば、やっぱりコレでしょうね。甲子園に送り出す県代表を決めるのと同じ雰囲気が、国立競技場を目指す県代表を決めるこの試合会場にあります。
観客席を見まわしてみると、まず出場2チームの保護者・関係者・OBの姿が見られます。まあこれは、よく見る光景なのですが、その数はやっぱり注目度の高さと比例して、いつもより多かったですね。以前にも書きましたが、高校3年生にとっては、負ければ引退、という最後の大会ですから、我が子の最後になるかもしれないユニフォーム姿を見ておきたい、という想いは当然あるでしょうし、先輩たちの最後になるかもしれないプレイ姿を応援したい想いもあるでしょう。この点で、小学生年代や中学生年代の最後の大会とはちょっと違ったものがあります。小学生・中学生で最後でも、高校でもサッカーを続ける子達がほとんどですから、「見おさめ感」というのは少ないでが、大学に進学するとは限らない、大学生になってもサッカーを続けるとは限らない、大学でサッカーを続けたとしても、見に行けるような所にある大学とは限らない、というわけで、この高校最後の大会は他年代とはちょっと違った意味合いが有ると思います。ましてやその最後の大会が、最も注目度の高い大会でしかも、全国大会に行けるか行けないか、が懸った決勝戦となると、両チームの応援団が膨らむのは、自然なことだと思います。
他の試合・大会では、こうした当該チーム関係者が観客の8~9割を占めるのに対して、この試合に関しては、観客の半分しか占めていないところがまた、凄いところ。では残りの半分はどんな方たちかというと、まずは両チームとは無関係だけど、サッカーが好きで関心の高い方々。我が県の代表がどんなプレイを見せてくれるのか、全国で通じる力を持っているのか、を見たくて来ている方々です。次に、小学生・中学生・高校生の各年代を問わず、実際にサッカーの指導に関わっている方の姿も見られます。そしてそれにプラスして、実際に指導を受けている子供たち(小学生から高校生まで)の姿もたくさん見られました。たぶん、実際の試合を見ながら、監督やコーチからいろんな話を聞かされるのでしょうね。Jリーグや日本代表戦などと違い、身近で自分たちよりもちょっと上の試合を見ることは、なかなか有意義だと思いますよね(それが自分たちの先輩なら尚更)。そして最後に、この大会で敗退したチームの選手たちの姿も多かったです。もちろん今でも悔しさは有るでしょうが、自分たちに勝ったチームがどこまでいけるのか、どんなプレイをしてくれるのか、そういった関心も有るでしょうし、同世代ですから、小学生や中学生の時にチームメイトだった子達の晴れ姿を見たい想いもあるでしょう。そんな、決勝進出チーム以外の方々が見に来ることは、この大会の特徴でしょうね。試合後に、チームの垣根を越えた雑談の輪が、あちこちで見られました。
朝はまだ雨のパラつく天気だったので雨天撮影用の用意を持って出かけたのですが、見る間に晴れ間が広がり、試合開始のお昼には、ちょっと風が強かったですが晴天となりました。両チームの選手とも、気合が充実した良い表情で、試合自体もなかなかの好ゲームだったと思います。そんな選手たちに、最も近い場所で撮影できた私は、彼らの悲喜が良く分かり、また今年の大会が愚息と同年代ということで、知っている選手も多くて、ちょっと感情移入して撮ってしまったところも。でも、それも今年が最後で、来年からはそうならないだろうと考えると、私にとっても節目の大会だったのかもしれませんでした。

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