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ニュー・ウェポン その4 [カメラ]

このEF400mm F2.8 L IS の実戦投入は、今のところ一度だけ。その際の第一印象を書いてみようと思う。
サッカー撮影中は一脚を使用するので、レンズ自体の軽さを実感することは少ないが、駐車場からサッカー場まで担いでいく時、若干は軽くなったような気がする。操作感やAF速度などは、「あまり変わらない」というのが印象。もちろん、それまで使っていた旧ヨンニッパと比べての話だ。サンニッパほどの軽快感は少ないが、最速クラスなのは間違無い。ファインダーを通して見た印象は、鮮鋭感が増したような気がしたが、これは個体差の範囲内かもしれない。以上、ISはOFFにして撮影。
家に帰って、撮影画像を見てみると、色のりが良くなったような印象。色のりというか、色の純度が上がり、色の切れが良くなったような感じで、これが全体的な鮮鋭感につながったのかもしれない。それ以外は、ピントのズレなども感じられず、大口径単焦点らしいボケも見事で、これから満足して使えそうだ。

下の作例
1D3+EF400mm F2.8 L IS       焦点距離 400mm
F3.2   SS 1/800   ISO 160    評価測光   露出補正 +1/3   AI SERVO AF  RAW

EF300mm F2.8LをIS付き現行型に買い替えた時に、比較撮影してみて、パープルフリンジの出方に差があった、ということを前回書いた。その時の画を、再度このブログで紹介しようと思って、数日前から探していたのだが、どうにも見つからない。テスト画像なので消去してしまったのかもしれない。それで、この新旧ヨンニッパで前回同様のの比較撮影をしてみたのだが、家に帰ってモニターで等倍にて画像を確認していたら、どうもおかしい。子細に見てみると、ピントのズレ(前ピン)が。前回のサッカー撮影では感じなかったのに、と思案してみると、思い当たったのがAFミラーの修理。そういえばサッカー撮影後に、しばらく試合がないので、AFミラーのリコール修理に出したのだった。試しに他のレンズも見てみると、総じて前ピン気味。キヤノン(今回は西日本修理センター)に電話して、事情を話すと、「申し訳ありませんでした、こちらに送っていただければ、再調整させていただきます」とのこと。で、手持ちレンズ全てとボディを、再度キヤノンに送った次第。某掲示板でも、今回のリコール修理後に前ピンになったとの書き込みがあったが、どうやら私のもそうらしい。
というわけで、現在Kiss DX以外は全て入院中。今週末には戻ってくる予定だが、さてどうなるか。
(それにしても、梱包するのは大変だった)


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ニュー・ウェポン その3 [カメラ]


さて、今回のヨンニッパの買い替え理由は、前に述べたが、ISの必要性を感じたせいではない。ISは有れば便利な機能だが、私の場合は手持ち撮影はほとんどなく、一脚常用なので、ISはOFFにして使っていることが多い。試しに、このヨンニッパに1D3を付けて、手持ち撮影してみると、私ごときでは腕が微妙に震えるのがよく分かる。ここでISをONにすると、しっかり効いていることが確認できるが、ISユニットの微かな駆動音と鏡胴に感じる微かな振動がある。ISサンニッパの場合は、同様の状況でも、ほとんど何も感じないのに比べると、やはりより大きなレンズを動かしているせいだろうか。私は、このレンズの手持ち撮影は半ば諦めているし、この程度のことはまったく問題にはならないだろう。無理して手持ちにこだわるより、一脚の助けを借りて、撮影やシャッターチャンスに集中する方が、より良い結果が得られると思うからだ。ちなみにこのIS、シャッター速度2段分の効果があるそうで、今では旧型ISなのだが、三脚使用時の自動認識機能はあるらしいので、ISをONで一脚・三脚使用でも問題無いみたいだ。
このような大型レンズには、もちろん保護フィルターなどが前面に取り付けられるわけではない。レンズ最前面が保護ガラスになっているのだが(旧ヨンニッパなど)、IS付きの現行型は、これがメニスカスレンズに変わっている。キヤノンのHPから、この聞きなれないレンズの説明を引用させていただくと、

   ほとんどの超望遠レンズは、最前面に保護ガラスが組み込まれています。しかしこの保護
   ガラスが平面の場合、撮像素子で反射した光が保護ガラスで再反射して、スポット状のゴ
   ーストとなることがあります。この問題を解決するため、大口径IS超望遠レンズシリーズで
   は、保護ガラスにメニスカスレンズを採用しています。
   メニスカスレンズとは、両面に同じ方向の曲率を持つ球面レンズです。保護ガラスをメニス
   カスレンズとすることで、撮像素子面で反射して戻った光は、撮像素子面の手前で結像した
   あと拡散します。拡散した光のほとんどは撮像素子の領域から外れるため、ゴーストの発生
   を防ぐことができます。
    (キヤノン技術レポート 2003年8月号より)

ということらしい。見た感じでは分からないのだが、デジタルで使うことを考えての仕様変更のようだ。サンニッパを買い替えた際の比較テスト撮影で、逆光でのパープルフリンジの有無に差が出たことを確認している私としては、良くなることはあっても悪くなることはない、と思う。こうしたデジタルへの対応のための仕様変更の効果を実感するのは、逆光や点光源など、使用状況が限られるかもしれないが、保険的な意味合いでも有用だろうし、こうした点も、今回の買い替えの動機の一つでもある。その効果を体験できたら、また報告してみたいと思っているのだが・・・


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 [日々の徒然]


昨日、雪が降った。
この地方でも、一年に一度くらいは雪を見ることができる。今年になって、雪が降るかもしれない、という天気予報の声に、期待を膨らましていた我が家人たちは、大喜びだった。
雪が降って迷惑したり、残念だったり、悔しかったり、大変な想いをした人たちも多かったと思うので、声高に叫ぶわけにもいかないのだが、日常生活の場面を全て、一面白く塗りつぶしてくれる雪は、たまには良いと思う。きれいなものも、そうでないものも、全てを隠して白い世界に変えてくれる。それはダイナミックでもあり、ロマンチックでもあり、自然の大いなる力も感じる。
朝の曇り空を見上げて、こりゃあ雪は降りそうにないな、とも思ったのだが、午前10時過ぎから降り出し、昼ごろには白の世界になった。昼食もそこそこに、我が子が表に飛び出したのは言うまでもない。しかし、午後3時頃には雨に変わり、夕方には黒い地面が所々出てきた。翌日の今日の朝には、路地の白い塊が、その名残を示すのみであった。
もはや雪とは言えない、かき氷のようになった白い塊を、それでもまとめて雪だるまにしようとする息子。ちょっと残念そうなその横顔に、もう一回くらい降ってくれても、と思うのは、不謹慎な考えだろうか。


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ニュー・ウェポン その2 [カメラ]


さて、現在手元には、今回購入したEF400mm F2.8 L ISと、今まで慣れ親しんだEF400mm F2.8 L Ⅱがある。今回は写真を見ていただき、その違いをお知らせしたい。上が現行IS付き、下が旧型のⅡ型だ。
まず、マウント部分の例の記号。UV0923ということで、2007年製だ。ショップで長期間保管してあったレンズではないことを確認。

全長はほとんど変わりない。重量は、カタログ上ではIS無しのⅡ型が5910gに対し、IS付き現行型は5370gと540g軽量化されている。確かに両方を持ち比べてみると、現行型の方が軽いことに気づくが、やっぱり重量級レンズであることには変わりない。慣れてしまえば、「やっぱり重い」となってしまう。軽量化は大切なことだが、人間の慣れと欲は、もっと軽いものを望んでしまう。

上の現行型は、ISユニットのせいか、鏡胴部分が太くなっている。三脚座の取り付け位置も違っている。

その三脚座も、随分形が違う。取り付け位置の違いもあるだろうが、現行型の方がすっきり小さい。ビデオ雲台などで、ロングプレートを使う必要性が少ないかも。まあ、私の場合は一脚なので、あまり関係ないだろう。
こうして、縦に置いて並べてみると、それらの違いがよく分かるかもしれない。


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ニュー・ウェポン その1 [カメラ]

今週は雑用が多くて、このブログの更新が、なかなかできなかったこと、お許しください。
また例の箱の件は、何だか、もったいぶった書き方で、申し訳ありませんでした。
今回手に入れたのは、皆さんの予想通り、EF400mm F2.8 L IS USM です。

2年ほど前に、自分的にはレンズのラインナップは既に完成していて、狙う被写体が大きく変わらない限り、特に欲しいレンズは無かった。ただ、その時使っていたレンズで現行品ではない、EF28-70mm F2.8L、EF300mm F2.8L(Ⅲ型)、EF400mm F2.8L Ⅱ については、順次現行型に買い替えていこうと思っていた。理由は、デジタル一眼で使う以上は、現行モデルの方が上だろうという予測と、やはりメーカーの部品保有期限が過ぎて、修理できなくなることが心配だったため。
ほどなく、EF24-70mm F2.8 Lの程度極上の中古がヤフオクで手に入れられた。使ってみると、広角側4mmの違いより、デジタルで使った場合の良さを感じた。今後もデジタルオンリーのつもりなので、やはり現行品への買い替えは意味があるかな、と再確認した次第。昨年末に、サンニッパを現行IS付きに買い替え。これも、サッカー撮りの主力レンズで、使用頻度も高いので新品購入。撮り比べてみると(これは某掲示板にも書いたのだが)、順光では差が分かりにくいが、逆光ではパープルフリンジの出方に差があることが分かった。さて、後はヨンニッパだけなのだが、値段が値段だけに、これはちょっと勇気が要った。私の場合、最も使用頻度が高い標準レンズなので、買うなら新品と決めていたからだ。
3年前、キヤノンフォトコン入賞の勢いで買ってしまった、今のヨンニッパ。今回の再度の入賞で、この機会を逃しては、二度と買う勇気が湧かないかもしれない、と思ったのも一因。子供たちがサッカーを止めそうになく、まだしばらくサッカー撮りが続くことを考えると、主力レンズのヨンニッパの使用頻度が、今後もかなり高いことが予想されることも一因。そして、なかなか実物を置いてある店が少ない品なのに、そんな店を見つけてしまったことも一因。そして、今後も写真撮影という趣味を、ずっと続けていくだろう、ということを確信したのも一因。
そんな訳で、手持ちの全ての予算をつぎ込んで、購入した次第。勇気は要ったが、後悔はしていない(つもり)。

これで、手持ちレンズは全て現行製品に切り替わり、レンズのリニューアル化計画は完了。後は撮影に集中するのみ(のはずなのだが・・・)。


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節分 [巷の雑感]


今日は節分。我が家でも、豆をまいた。福は内、鬼は外、と。
七夕の時にも書いたが、節分は国民の祝日ではなく、休みにならない。今年はたまたま日曜日なので、家族そろって豆を捲いた方も多かったかもしれないが、平日だと過ぎてから気がつく、そんな日かもしれない。小さい子供のいる家庭なら、幼稚園や学校で節分の意味などを教えてくれ、否応なく意識するのだが、そうでないと特に何もしないという家庭も沢山あるのではないだろうか。
それでも、あちこちで豆まき用の豆が売り出されているので、主婦の方は気づくだろう。また最近では、恵方巻といって、お寿司の太巻きをその年の恵方(今年は南南東だそうだ)に向って、目を閉じて願い事を思い浮かべながら丸かじりする、というのが広まって、スーパーや百貨店に行くと、それ用の太巻き寿司が沢山売り出されている。我が家でも、そんな太巻きを食べて、豆まきをしたところだ。
いづれにしても、「関係ない」と言う方もいるだろうし、豆を撒いたり太巻きを食べたからといって、健康になったり幸福になったりする、科学的根拠があるわけではない。古くからの言い伝えや行事を、現代風に再現・伝承したものだろう。その是非にはいろんな声があると思う。ただ、そんな節分という行事を、次の世代に伝えていくのは親の役目だと思っている。良いか悪いか、必要なのかそうでないのか、そういった判断ができるようになれば、そうすればいい。ただ、それまでは、「こういった節分の行事があるのだよ」とだけ、子供達には伝えていきたいと思う。
アパートやマンションの住んでいる方々は、気軽に豆など捲けないかもしれないが、幸いウチは小さな庭があるので、いろいろあった昨年を思い、今年こそは、と豆を投げた。「明日に朝は、鳥がいっぱいやってくるかもしれないね」と末っ子が言う。それもまた、良いかな、とも思った。


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