SSブログ

少年サッカーの撮影 その7 [少年サッカーの撮影]

少年サッカー7-1.jpg

AF撮影で、AFフレームを任意の1点を指定し、そのフレームを不規則に動き回り、選手と選手が重なり合うサッカー選手に重ねるように追う。これは実は、簡単な事ではない。すぐに誰にでもできることではないと思う。撮影者と選手との距離は、常に変化し、しかも画角の狭い望遠レンズで追うのだから、動体撮影の中でも難易度の高い分野だと思う。故に、最初から思ったような画は撮れないかもしれない。
一つの方法として、両目を開けて撮影することを、ここでお勧めしたい。人によってファインダーを覗くのが右目の人と左目の人といると思うが(私は右目)、もし右目なら、左目をつぶらずに開けて、左目で追っている選手の動きの全体像を確認しながら、ココ!と思ったときに、右目に意識を集中させシャッターを切る。その後はまた、右目はファインダーに付けたまま、意識は左目に移して、被写体の周りも含めた全体像を追う。「そんなことができるもんか!」と思われるかもしれない。しかし、プロのスポーツ写真家の多くは、これを日常的にやっている。ファインダーを覗けるのは片目のみ。片目しか使わないと、いちいちファインダーからその目を離さないと、全体が分からない。それでは狙うチャンスを逃してしまうかもしれない。両目を使って、自分の意識を切り替えるだけだから、タイムラグは極小。スポーツ撮影にはメリットは大だ。私も最初は、「そんなことは、一般人が出来るわけ無い」と思っていた。しかし、練習すれば、慣れれば、できる。
ただし、これにはかなりの集中力が必要。こんなことを10分も続けていると、クタクタになる。サッカー撮影なんて、ただシャッターを押すだけの作業と思ったら大間違いで、それなりの画を撮ろうとすれば、集中力は必須。決して、楽して良い画は撮れないものだ。

少年サッカー7-2.jpg

少年サッカー7-3.jpg


1枚目:CANON 1D MarkⅡ+EF100-400mm F4.5-5.6 L IS
2枚目:CANON 1D MarkⅡ+EF300mm F2.8 LⅢ+EF1.4xEXTENDERⅡ
3枚目:CANON 1D MarkⅡ+EF400mm F2.8 LⅡ+EF1.4xEXTENDERⅡ

nice!(0)  コメント(7) 
共通テーマ:趣味・カルチャー