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熱帯魚用蛍光灯 [熱帯魚]


 
まだ残暑厳しいようだが、今年も暑かった。ウチではエアコンの利いた室内に設置した水槽でも、水温が32度を超すこともよくあった。
水槽の上に設置しているライト。これに蛍光灯を使っている方は多いと思う。ライトの下のガラス蓋がかなり熱くなることでも分かると思うが、白熱球ほどではなくても、かなり熱を放出している。夏の水温上昇の一因にもなっている、この蛍光灯を水面から離すことは、熱源を遠ざけることにもなり、確実に水温を1度は下げられる。ライトリフトという製品を使って、蛍光灯を水面から上げ、ガラス蓋を取って水面にファンで常時風を当てる、ということを試したこともあった。これで2度ほど水温を下げることができる。ただし、ゴミなどが水面に入りやすくなったり(ゴキブリなども)、中の魚が飛び出したりすることがあるので注意が必要。ウチではネオンテトラが毎日そうして自殺して、半分になってしまったことがあった。
水槽を照らす蛍光灯は、何種類も販売されているが、見栄えの効果は確かにある。蛍光灯は比較的長寿命なので、熱帯魚専用のものを使うことをお勧めする。蛍光灯は知らず知らずの間に、光量が落ちているので、新品に交換すると「あれっ」と思うほど、水槽内が明るくなった感じがする。実際にそうで、蛍光灯を変えたためにコケが増えたりする。水草を主にやっている方には、光量不足を避けるために、たとえ切れてなくても、定期的に蛍光灯を交換している方もいるが、私のような貧乏性には、なかなかそこまではできない。
蛍光灯が切れたからといって、水槽内の魚の生命にすぐに危機が訪れるわけではないので、予備を常に用意している人は少ないだろう。とりあえず、とばかりに、家庭用のもので代用することは、あまりお勧めしない。結局また、切れるまでそれを使い続けてしまうことが多いから。
熱帯魚は観賞魚だから、たとえ暑い夏でも、綺麗に見えるように、それ専用の蛍光灯を使おう。綺麗に見えないと、メンテもさぼりがちになることは、よくあることだから。
 


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追従敏感度と測距点選択特性 その5 [カメラ]


 
長い記述になって申し訳ないが、まだ前回の続き、新設された「測距点選択特性」についてである。
AFフレームを任意の1点に指定して、動く被写体を追っていると、ピンポイントで被写体にピントを合わせているように思われるが、実はそうではない。キヤノンでよく言われる「面で被写体を捉える」という考え方だ。
1D2から1D3になった時、指定できるAFフレームが45点から19点に変わった。これは機能後退ではない。アシストAFフレームも含めて、45点のAFフレームを稼働して、指定したAFフレームのみを有効とするのは同じ。指定できるフレームが減っただけだ。45点もAFフレームがあるのだから、指定以外のAFフレームでも、被写体を補足しているフレームが有る事も多い。AI SERVO AFで動く被写体を追っていて、ロストしそうになる時、それを利用して被写体を補足し続けるかどうか、というのが、この「測距点選択特性」という機能だ。
ただし、直前の結果が複数のAFフレームで被写体を捉えていないと、この「乗り移り」はできない(複数のAFフレームで捉えるというのが、「面で被写体を捉える」ということなので)。鉄道や飛行機など、比較的大きく、面構成の被写体の場合は、それもできるかもしれないが、鳥などの小さいもの、人間などの形が複雑で可動部分の多いものは、面で捉えることが難しい場合もあると思う。直前の状況で、複数のAFフレームで被写体を捉えてないと、フレームの乗り移りができないので、この機能を生かせない。
ちなみに、指定したAFフレームの前後左右のアシストAFフレームをも動員して、被写体補足が不確かになりそうな時、素早く動く被写体に正確にフレームを合わせるのが困難な時、測距の正確性を上げようというのが、カスタムファンクション(C.FnⅢー8)AFフレームの領域拡大の機能だ。たとえて言うなら、AFフレームを大きくして、撮影者が被写体に、指定したAFフレームを合わせやすくする、と言えば分かりやすいだろうか。これも、測距点ではなく、測距円にすることで、動体を捉えやすくしようという機能である。
こういった機能は、複数のAFフレームを実働させて、狙った被写体をロストしない、障害物にピントを持っていかれない、なるべくピント精度を上げたい、という要望に対して、点ではなく面で動体被写体を捉え続けようという、というメーカーが出した提案機能を具現化したものだと思う。留意すべきは、一連のAF駆動中であること(一瞬でもAF駆動を途切れさせてはリセットされる)、最初に指定したAFフレームでしっかり合焦させること(これらの機能は合焦後にどうするかという機能なので)。

私の記述で理解していただけたかどうか分からないが、私もこれを書けるようになるまで、キヤノンのお客様相談センターに電話をして、担当者との長い会話を必要とした。電話に出た最初の担当者は、ただマニュアルを読むだけで、まったく合点のいかない説明しかできなかった。2回目に電話した時の担当者は、粘り強く私の質問に答えてくれた。
ただ、これらを理解できるように書くのは、長くて詳細な記述と作例が必要なのも事実。なので、こうした個人的なブログで私見を書かせてもらったが、これ以上の技術的な項目に踏み込むのは、現在の私の頭脳では無理なことも確かなので、この程度までだと思っている。何だ、こんなことも知らなかったのか、と言われるかもしれないが、同様の詳細な解説も見たことがないので、恥を忍んで書いた次第。

しかし、機能の理解はできても、実戦ではどうだろうか。
 


上の写真は、左端が今回発売された40Dのファインダー。中央がそのAFセンサーの配置図だ。ファインダーだけを見ていると、点で被写体にピントを合わせているようだが、実はセンサーは線の組み合わせだということが分かる。右端は1D3のAFユニット(45個のAFフレームを生み出すためにギッシリだ)。
 


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追従敏感度と測距点選択特性 その4 [カメラ]

まだ前回の続きで、新設された「測距点選択特性」についてである。
前回書いたように、手前を横切る障害物にピントを持っていかれないようにする、というこの機能が、実際には機能したりしなかったりする。そこでもう一度、マニュアルに書かれたこの機能の説明を読んでみると、

 C.FnⅢー4  AIサーボ時の測距点選択特性
   AIサーボAF時の被写体補足中に、測距中心に、より撮影距離の近い(手前に)被写体が入った
   時に、その被写体にピントを合わせるか、障害物として無視するかを設定することができます。
     
   0:測距中心優先
     測距点が測距中心に乗り移り、手前に入った被写体にピント合わせが行われます。撮影したい
     被写体が、一番手前にあるシーンで有効です。

   1:測距連続性優先
     手前に入った被写体を障害物として無視します。測距中心にこだわらず、直前の測距結果から
     被写体移動の連続性を判断して、測距点の乗り移りが行われます。撮影したい被写体の手前
     を、柵や電柱などがさえぎるようなシーンで有効です。

上記のように書かれている。これだけをスラッと読むと、0に設定すれば、最も手前の被写体にピントが移動し、1に設定すれば、撮影者の狙った被写体にピントを合わせ続けてくれて、障害物が横切っても、それにピントを持っていかれない、という解釈ができる。しかし実際には、前回紹介した写真のように、障害物にピントを持っていかれたり、持っていかれなかったりする。この違いはどこから来るのだろう。
ポイントは、上記のマニュアルに書かれた「測距点の乗り移り」という書き方だ。AFフレームを任意の1点に指定して撮影したとして、残りのAFフレームは作動してないのかと言えば、そうではない。0:測距中心優先では、指定したAFフレームの通りに手前の障害物にピントを持っていかれる(遮る時間によっては、敏感度を落とすことで、持っていかれない場合もある)。1:測距連続性優先では、指定したAFフレームで被写体補足中に、障害物に遮られ、測距できなくなった時に、その直前の結果から他のAFフレームを利用して、直前にピントを合わせていた被写体を補足し続けようとする。
例えば、AというAFフレーム1点を指定して被写体を補足していたとする。しかし、指定したのはAというAFフレームだが、実際には他のAFフレームも稼働していて、Bという他のAFフレームも同時に被写体を補足していたとする。Aが障害物で遮られ、測距できなくなった時、Bも補足していたという直前の結果から、実働AFフレームがAからBへ「乗り移り」、障害物が去るまでBを使って被写体を補足しようとする。障害物が去れば、また当初指定のAが実働AFフレームとして機能する。つまり、この「測距点選択特性」の機能は、ロストした被写体に対し、指定外のAFフレームを使ってでも、補足し続けるかどうか、という選択機能のようだ。
そこで、前回の記事の連続写真を再度見て欲しい。障害物にピントを持っていかれた写真は、障害物が他の多くのAFフレームを遮っていて、他のAFフレームを使おうにも使い難いのに対して、障害物を無視した写真では、かろうじて他のAFフレームでアシストできるような障害物であったことが、何となく理解できる。
しかし、この機能の説明にしては、何とも理解しにくい、このマニュアルの記述だと思う。
 


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夏の終わり [日々の徒然]


 
今日から9月である。
9月と言えば、もう秋、と言いたいところだが、どちらかと言えば「夏の終わり」と言った方がピッタリくるかもしれない。先週は猛暑の中だったのに、ここ3~4日は秋の気配を少し感じるようになった。今朝も窓を開けると、ムッとする重い空気ではなく、スッとする軽い空気になっていた。西の空を見ると、秋の筋状の雲が見られ、夏の終わりを語っているようだ。
梅雨明けが遅かったせいか、先月は暑さがギュッと凝縮したような猛暑だった。最高気温が40度を超え、観測史上最高を記録したところもあったようだし、熱中症で亡くなったり倒れたりした人の数も増えているようだ。その中でも、屋内で亡くなるお年寄りが増えたことは、日本の夏ではエアコンが必需品になったことを示しているのかもしれない。
我が家のことで恐縮だが、夏の初めに冷蔵庫が不調になり、とてもこの夏を乗り切れそうもないので買い替えた。20年以上も使ってきた冷蔵庫だから、寿命と言えばそのとおり。家族が増え、子供たちが大きくなるにつれ、手狭になっていたのも当然だが、よくここまで頑張ってくれたものだ。「お疲れさん」と言って送り出した。LDKのエアコンが壊れたのも今年。そして、とうとう修理や交換せぬまま、この夏を乗り切った。日中は家にいることが少ない私だから、まあいいとして、毎晩汗を拭きながら夕ご飯を食べ、食べ終わったらエアコンの効いている2階に避難、という夏だった。
長女の通っている高校は、2学期制を採用しているため、先週から学校が始まっている。残暑厳しい中、通学して授業(試験)を受ける2学期制というのが、今後日本で広まるかどうかは分からないな、と思う。長男の高校では、未だ新学期は始っていないが、9月から海外に行く同級生たちとの別れが相次いだ。親の仕事の都合で、とか、留学で、とか、理由は様々だが、海外では9月が新学期のところが多いので、これもしかたないのであろう。
夏には多くのイベントや大会があって、それが終わる9月は、いろんな意味で再スタートとなることも多い。最終学年の3年生の公式戦が無くなり、現2年生を中心とした新チームがスタートしている部活も多いだろう。さあこれから俺達の出番だ、と意気込むもの、新転地を目指して準備を始めるもの、それぞれのスタートの9月だろう。
いろんな思い出を残して、今年もまた、夏が去っていこうとしている。


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