SSブログ

ダトニオ [熱帯魚]


アジアの虎、シャムターガーである。東南アジアの生息し、華僑の人たちに人気があったことから、日本でも以前から高価で売買されてきた。欧米ではそれほど人気があるかどうか分からない。アジアアロワナを「龍」と見ると、これはその模様から「虎」と言われ、竜虎を飼うことが縁起が良いそうだ。「開運のために」と、この二種を飼っている人は多い。まあ、この二種は魚食性が強く、丈夫でケンカにも強く、大きさの差がそれほどなければ共泳できる。ウチでもそうだ。
アジアアロワナはバブル期に、信じられないような高価な価格で売買されていたが、養殖が確立され、順調に入荷するようになると、価格が大きく下落したのに対し、もちろんアジアアロワナを越えるような価格は少ないが、ダトニオはあまり値段が下がっていない。五百円玉くらいでも数千円以上する。基本的には丈夫な魚だが、幼魚期は弱い。全長10cmを越えると安心。しかし、成長が遅いので、根気良く育てる必要がある。死なれると金銭的にイタイので、ある程度の大きさのダトニオを買ったほうが、安心かもしれない。私もそうしている(といっても、10cmほどでも3~5万円するが)。
バンド模様がはっきりしていて、左右対称のものがよいとされている。アルカリ性の水で飼育、と本などでは書かれているが、慣れれば酸性でも問題なし。ただ水替えをさぼると、眼が白濁するので注意。それと、金魚など生餌をやると、エラ病を起こす場合が多いので、やけに呼吸が速い場合は薬浴の必要がある。
成長が遅いということは、寿命が長いということ。アジアアロワナ同様、長く楽しめる。最初に飼ったダトニオは50cmオーバーになったが、何の前触れもなくポックリ亡くなった。現在は二匹飼っているが、こいつらとも6年以上の付き合いだ。人工フードも食べるように躾けたので、エサには困らない。また、慣れると飼育者が水槽に近づいただけで、尾を振ってエサをねだるので、ペットフィッシュとしても楽しめる。
アジアの虎も、結構かわいいペットである。
 


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー