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メインとサブ [カメラ]


私の友人に、デジタルカメラを何台も持っているヤツがいる。レンズ一体型のデジカメである。そんなに買ってどうするの?と聞くと、「新しいのを見るとついつい・・・」ということらしい。古い機種はほとんど使わない。こういう人は、メイン機とかサブ機という概念はない。
デジタル一眼レフは高価なものだから、それを複数持っている人は、プロか、よほど裕福な人か、コレクターか、写真撮影に熱心な人である。最後の種類の人でも、2台がせいぜいで、(フィルム一眼は除く)、3台・4台持っている人は少ない。そんなに持っていても、一般人には使う機会が少ないので、値が付くうちに売却してしまうケースが多いのではないだろうか(再度言うが、コレクターは除く)。この点はレンズの場合とは違う。
ボディが2台有っても使う人は一人だから、メイン機とサブ機になる。そのメリットは第一に、同じ被写体を狙っても、それぞれのボディに別々のレンズを付けて、撮る事ができること。私はサッカー撮影のときに、メインに単焦点、サブにズームという組み合わせで撮る事がある。レンズ交換ができる一眼レフカメラなのだから、その都度レンズを取り替えればいいのだが(実際ボディが1つの時はそうしていた)、持ち替えるだけで瞬時に対応できることは、スポーツシーンでは大きなメリット。しかし、瞬時に持ち替えても、同じように操作できなければ意味が無いので、同機種を2台、というのが望ましいだろう。
第二に、同時に持ち出すが、別々の被写体、別々の撮影シーンを撮りたい、という際に便利なこと。サッカー撮影でも、メイン機に試合撮影用長焦点レンズ、サブ機にベンチの選手のスナップや表彰式用の標準レンズ、という組み合わせで撮影に臨むことがある。試合後すぐに表彰式というときは、メインを置いてサブを持って式場に走る、ということもあった。それ以外に、野山を歩いて雄大な風景撮影用にメインに広角ズーム、サブに道端の花などを撮るためのマクロレンズ、という組み合わせもあるだろう。
時間的な余裕があれば、レンズ交換してしまえば、そんな重いものを複数持ち出すこともないのだが、デジタル一眼の場合は「ゴミの混入」という宿命的な問題があるので、なるべく屋外でレンズ交換したくないし、慌てるとレンズを落として壊してしまう、という危険性もある。撮影目的などがはっきりしていれば、最初から1台しか持ち出さなくて済む。そこで第三のメリット、目的に応じて使用するボディを変えられること。今日は街中を歩きながらスナップを撮りたいから、軽くて小さなボディ。今日は風景写真を撮りたいから、どうせ三脚を使うから、大きく重いボディでも大丈夫。持ち出すボディは一つだが、その時の目的や気分に合わせて、使用するボディを変えられることもメリットだろう。もちろん、この場合は2台が別機種であることが前提。
私も以前からサブ機が欲しかった。サブ機があれば楽になる、撮影が広がる、ということは分かっていたが、レンズ投資を先行させてしまったので、2台体制にできたのは今年になってやっとだ。しかし、デジタル物はドンドン進化していくので、最新のものが最良、という傾向がある。今のところ1D2がメインでKISS DXがサブだが、さてこれからどちらを持ち出すことが多くなるだろうか。
 


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