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マイ・レンズ その8 EF17-40mm F4 L [カメラ]


このレンズは、2003年(平成15年)発売開始、ということで、私の持っているレンズのなかでは、比較的開発年度の新しいレンズである。手に入れたのも2004年の10D購入時(新品購入)。この頃は、今後はフィルムからデジタル一眼へと移行していくことが確実になった時期でもあることから、デジタルで使われることを前提に開発されていると思われる。
望遠好きの私にとって、手持ちレンズのなかでは最も広角よりのレンズで、やはり出番は少ないほうのレンズだ。しかし、外せない。風景など撮る機会は少ない私だが(今のところは)、まったく無いわけでもなく、そういった場合には必需品である。また、集合写真などを撮る場合も。しかし、旅行に持ち出すかといえば、ちょっと躊躇する。理由はフード。このレンズのフードは深さは無いが幅が広くて、持ち運び時やバック収納時にかさばる。フードなんか使わなければいい、という意見もあるだろうが、フードにはフードの役目が有って、付いているのだから、使わないというのも躊躇する。フルサイズで使わないのであれば、このフード(EW-83E)を別の物に替えて、収納しやすくしている人もいるらしいが、私はそこまで使用頻度が高くないのでしていない。
写りは、勿論文句無い。EF70-200 F2.8やEF24-70 F2.8を持っているなら、EF16-35 F2.8 Lじゃないのか、とツッコミを入れられそうだが、理由は簡単で、利用頻度が少なそうだから、少しでも安いほうにしました、というもの。でもそれで分ったことは、デジタルで使う場合は、こちらのレンズ(17-40 F4)の方が、液晶モニターで見るとシャキッとシャープで、画も色も分解能に優れるように思えること。フィルムの場合はまた違うのかもしれないが。このあたりのことは、言葉で言い表すのは難しいが、ひょっとすると、CDとアナログレコードの音の違いと同じような傾向かもしれない。Lレンズらしい色のりであるが、16-35 F2.8Lと比べてしまうと、色の深さというか奥行きというか、そんな極めてマニアックな分野では半歩及ばないかもしれない。が、昨今多く出ている、17mmや18mmから始まるデジタル一眼専用ズームレンズとは、格の違いを感じる。得られる画もそうだが、レンズ自体の造りの面でも。
いづれにしても、キラ星のごとく輝くLレンズ群の一員で、信頼できるレンズである。
 
下の作例
1D2+EF17-40mm F4 L 焦点距離 17mm
F13.0   SS 1/80   ISO 250   評価測光   露出補正 -1/3   ONE SHOT AF    RAW


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