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金龍 [熱帯魚]


飼いやすい魚は死なない魚、と書いたが、この魚もめったに死なない。大体、古代魚と呼ばれている魚は、さすがに生命力が強くて、基礎体力があって、飛び出さない限りは、めったに死なない。もちろん、基本的な飼育をしていての話である。
このアジアアロワナ、もう15歳である。友人から譲ってもらった魚だが、ウチへ来てから5年ほど。友人は、奥行き45cmの水槽で飼っていたので、それほど大きくもなれず、眼もちょっと垂れてしまっている。ウチでは120cm×60cm×60cmの水槽に入れたのだが、こんな歳からズンズン大きくなって、今や60cmオーバーである。狭い水槽というのは、やはりよくない、と実感。
アジアアロワナは、ワシントン条約で規制された絶滅危惧種で、養殖固体しか販売を許可されていない。ウチのが輸入された当時は(15年前)、今のような数が入ってこない頃だから、びっくりするぐらい高価だったはず。熱心な熱帯魚マニアは、手に入らないとなると、どうしても欲しくなる。で、値段がドンドン上がっていく。今は養殖技術が確立されて、どんな魚種でも昔から考えると信じられないような安価になってしまったが。
エサはなんでも食べる、フードでも金魚でもクリルでもディスカスハンバーグまでも。何でも食べるように幼魚から育てた甲斐があった。なので飼育はラクである。嗜好性が高いから、といって、ミルワームやコオロギばかり与えると、後が大変である。
コイツの気に入っているところは、金色が濃いところ。単独飼育しているが、存在感はさすが。見ていて飽きない。


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Manfrotto 681B [カメラ]

三脚のように自立しないし、手ブレ防止の手助け程度なら、安価なもので充分、と思っていた。それが使ってみると、実に便利なものであることが分かった。風景写真や夜景写真などのように、スローシャッターを切るのなら、絶対三脚の方がいいが、セッティングが面倒。移動することの多い場合(スポーツ撮影では、常に移動しながらの撮影)場合は一脚が便利。
固定した地面とカメラやボディをつなぐ金属の棒なのだが、これで手ブレはかなり防げる。手ブレは、空中で自分の手や腕だけで保持するから起こるのだ。それが、ブレない地面や時には壁などに繋げるだけで、かなりの効果がある。そして、自重を支えてくれるので、大型のレンズ+ボディを使っての長時間の撮影にも、腕の筋肉がそれほど必要ではない。これなら小柄な女性でも大型レンズを扱える。移動も簡単にできるし、場所もとらない。スタジアムの観客席でも、三脚なら4~6席を占領してしまうが、一脚なら自分の1席だけでよい。概して三脚より安価で軽い。
難点は、三脚ほど安定感がないので、スローシャッターは切れないこと。水平がとりにくいこと。自立しないので、三脚のように両手をカメラから離すことはできないこと。カーボン製は確かに軽いが、一脚の場合はそれほど重量差がないので、金属製で充分と判断した(三脚はカーボン製を使っている)。
最初に買った一脚は、安価で足も細く、ちょっと上から押さえつけると「たわむ」。ヨンニッパを使うことを前提に、今の681Bに買い換えた。足は3段で極太。しっかり感はかなりのもの。レバーロック式は、締め付け強度を自分で調整できるし、伸縮が素早くできて気に入っている。三脚座への取り付けネジは、1/4ネジ(小ネジ)・3/8ネジ(大ネジ)の両方に、アダプター無しで対応でき、この点も便利(写真参照)。サンニッパの三脚座は小ネジだし、ヨンニッパの三脚座は小ネジ・大ネジ両方あるが、やっぱり大ネジを使いたいし。
ということで、購入後2年以上経つが、常にどこへでも携帯していく。唯一気になるのは、ブラックペイントなので、キズが目立つことだろう。
 
 


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レンズ [カメラ]


デジタル一眼レフカメラが売れているそうだ。我が子、我が家族、記念写真、気に入った風景などを、より高画質に残したい、だからデジタル一眼レフカメラなのだ、と。フィルム一眼レフから移行する人は、それなりの技術も知識も経験も持っている人が多いので、そんなことはないだろうが、デジタル一眼レフカメラに替えたからといって、いきなり高画質な写真が撮れるものでもない。使いこなし甲斐のあるカメラだ、ということを、まずは認識すべきだと思う。
そしてレンズ。一眼レフタイプの最大のメリットは、レンズ交換できること。レンズを変えれば得られる画が変わる。焦点距離も明るさもボケ方も色のりも。このメリットを味わわなくては、一眼の意味が無い、といえば言いすぎだろうか。
多くの人が、レンズキットやWズームセットを買う。そして、面倒だから、ゴミが入るから、といって、レンズ交換を躊躇すると聞く。それでは、何のための一眼レフだろう。私はレンズ交換して、自分の欲しい画を得たいがために、一眼を使う。そのために、たとえ屋外であろうと、砂埃舞うグランドの片隅であろうと、躊躇無くレンズ交換する。そのための一眼レフなのだ。必要なときにレンズ交換しないのは、本末転倒ではないだろうか。
道具を大切にする気持ちは必要だと思う。だから、壊さないように、傷つけないように、ゴミが混入しないように、最大限の注意を払う。それでも、使っていくうちに、キズやスレは付くものだし、チリやゴミの混入もあるだろう。清掃やメンテナンス、時にはメーカーに送っての点検・修理も必要かもしれない。サービスセンターに、自転車で数分、という恵まれた環境の人もいるかもしれないが、地方在住の私は、数十分の時間と二~三千円の交通費を払わなければ、サービスセンターに行けない。それでも、気に入ったレンズを購入し、必要ならどこへでも持ち出し、レンズ交換して、欲しい画を得ようとする。
私はコレクターではないし、レンズやカメラを飾って眺めて楽しむ趣味は持っていない。欲しいのは、自分が撮りたい画であり、表現したい写真であり、残したい表情・シーンなのだ。大切なのは、撮った写真、だと思う。
 


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マイ・レンズ その10 EF300mm F2.8 L IS [カメラ]


マイレンズのトリを飾るのはこのサンニッパ。
2年前に、非ISのⅢ型を中古購入。それまでズームレンズしか使っていなかった私は、そのあまりの描写力にびっくり。それ以後、単焦点レンズが増えていくことになる。今年に入って、このIS付きの現行型を購入した。非ISの旧型が、たとえ最終型のⅢ型でも、メーカーの部品保有期限が過ぎてしまったことが、購入の最大の理由だが、今後も長く付き合っていくレンズと思ったので、思い切った。
このレンズは新品購入したが、初めてケースから取り出すとき、「うわっ、軽い」と思った。非ISとの差は300gほどだが、このクラスのレンズでも軽いのはありがたい。差といえば、デジタルで使う場合は、コーティングの差とISの有無だろうが、撮り比べてみると、厳しい逆光時や光源が入る場合は、現行型が勝る。しかし、それ以外は両者の差は少ないように思える。ISは、使う使わないに関わらず、有れば便利な機能。このサンニッパくらいまでは、何とか手持ち撮影も可能なので(ヨンニッパ以上は無理)、より一層有り難い。
このレンズの良さは、言葉で並べると、美辞麗句のオンパレードになってしまう。欠点は、価格のみかな。多くの人が300mmクラスのズームレンズを日常的に使うなかで、300mmという焦点距離はそれほど特殊ではないだろう。そんな方に、一度使ってみて欲しい。ピントが来ているところの解像感の凄さ、背景のボケの表現、写真を撮るということに没頭したくなる、媚薬のようなレンズだ。全長252mm、単体重量2550gは、何とかバックに収まるサイズ。確かに、ボディを選ぶレンズではある。しかし、ヨンニッパ以上は、用途が限られるけど、このサンニッパは、様々に対応できると思う。
お勧めします。
 
 
下の作例
1D2+EF300mm F2.8 L IS  焦点距離 300mm
F5.6   SS 1/800   ISO 400   評価測光   露出補正 -2/3   ONE SHOT AF    RAW


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マイ・レンズ その9 EF400mm F2.8 L [カメラ]


マイ標準レンズである。
小学生・中学生サッカー撮影が、今の私の主な被写体。小学生ではよくても中学生では、300mmでは足らない。で、サンニッパ+1.4倍テレコンorEF100-400で充分と思っていた。確かにそのとおりだった。軽快に、満足できる画が得られる。しかし、気になるレンズが・・・、ヨンニッパ。
このレンズ、私の現在所有レンズのなかで、唯一現行レンズではない旧タイプ。そして、最も高価なレンズ。1996年に蛍石を使ったⅡ型が発売され、1999年に現行のIS付きにモデルチェンジされた、僅か3年間しか生産されなかったレンズ。当時の定価98万円と高価で、年間製造数の少ないレンズなので、一体何本生産されたか分からないし、中古流通量も極めて少ない。それを見つけてしまった。そうなるとどうしても欲しくなるのが、この世界の住人。手持ち資金をかき集めて、2年前に手元にやってきた。
当初、まったくダメダメレンズだった。収差も大きいし、第一にすごいピンズレ。前オーナーは、大金を出してこんな画しか得られないから、手放したのだろうか。すぐに調整に出した。で、調整後のレンズは、ウ~ン、サスガ!と、うなってしまう画を見せてくれる。サンニッパが、軽快な動きを見せる、切れ味鋭い2000cc級スポーツカーなら、このヨンニッパは4000cc級GTカーの雰囲気。サンニッパの爆速のAF速度と比べると、大きなレンズを動かしている慣性を少し感じる。それでも並みの速さではない。1D MarkⅡとはベストフィット。どちらも開放から使えるシャープな画だが、ヨンニッパの、こんなに距離が離れているのに、不規則に動き回る選手の髪の毛1本までクッキリ解像する様を見せられると、見事という他ない。ちょっと絞れば、更に鮮鋭感を増すのは、他のL単焦点レンズと同様。この「絞れる」ということが重要。そのためのF2.8なのだ。
その代償として、6キロ近い重量と全長348mm(フードをつけると500mm以上)の大きさ。重い!左手にレンズを持ち、右手にカメラボディを持って装着する、ということはできない。あくまでレンズを固定して、それにカメラボディを装着する、というスタイルをとる。この重さは、車から撮影場所まで移動する時、三脚や一脚に装着する時、バックに収納する時、防湿庫にしまう時、全ての時にズッシリと手にくる。その価格を考えると、ぶつけないように、こすらないように、慎重になるから、いっそう重さがこたえる。なまじの三脚や雲台では耐えられない。それ相当のものを要求する。
そんな苦労をしてこのレンズを振り回すと、やはりこれでしか得られない画がやってくるので、手放すことはできない。確かにIS付きの現行ヨンニッパが気になるところだが、これはさすがに手が出ない。もうメーカーの部品保有期限が昨年で終わってしまったので、いつまで修理ができるか分からないが、これからも大切に使っていこうと思っている。
 
下の作例
1D2+EF400mm F2.8 L  焦点距離 400mm
F4.5   SS 1/800   ISO 125   評価測光   露出補正 +1/3   AI SERVO AF    RAW


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ネオンテトラは難しい [熱帯魚]


初心者向けの熱帯魚といえば、ネオンテトラを思い浮かべる人が多いだろう。小さいけど見栄えがするし、安価。大きな水槽を必要としないし、そのため水替えも楽そうだ。エサもそんなにいらないし、エサ代も少なく管理しやすそう、と。しかし、本当に初心者向きだろうか?
ネオンテトラは小型カラシンの仲間だ。この小型カラシン(もちろん大型カラシンというのもある)、一部の神経質な魚種を除いて、初心者用と思われている。しかし、元々小さいので、体力がない。ここでいう体力とは、環境適応能力といってもいいかもしれない。店の水槽からパッキングされて自分の水槽に移す。これは魚にとって大きな環境変化だ。店の水槽と自分の水槽とでは、同じように思えても、大きく違う場合が多い。店の水槽も自分の水槽も、既に魚が生きているのだから、まったく不都合な水ではないだろう。しかし温度やPHだけが水を決める要素ではないのだ。僅かな変化も、小さな魚にとっては大きな変化。基礎体力の少ないこれらの小型魚は、この環境変化に耐えられない場合、買ってきて一週間以内に他界するケースが多い。
30匹買って、一週間で全滅。30匹買って、一週間で半分死に、残りの半分は2年間生きて寿命を全うした。私も何度もそういうことがあった。こうした小型魚種を、まったく死なせないというのは、超難易度の高いことだと思う。まあ、店で売られている状態が既にひどい場合があるので、一概には言えないが(この件はまた別の機会にお話しするつもり)。
初心者が飼いやすい魚とは、死なない魚だと思う。つまり、魚自体に環境適応能力が豊富にあって、多少の水質変化・悪化に対応できる、基礎体力のある魚。あまり大きくなる魚種は大変なので、成魚になってもそこそこの大きさに留まってくれる魚種。こういった魚が初心者に飼いやすい魚種だと思う。さて、そんな魚の代表種は金魚。まあこれは熱帯魚ではないので外すと、小型シクリッドあたりが思い浮かべられる。
しかし、水草の青々とした水槽に、小型美種が群れをなして泳ぐシーン、そんな水槽にあこがれて熱帯魚を始める、ネオンテトラでまず始める、そういった人が多いけど、実はこれは難しいものだと思う。


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