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熱帯魚店の値付け その7 [熱帯魚]


ところで、熱帯魚店では魚以外に水草も扱っている。水草はどうだろう。
これが、水草は仕入れ値が安い。成長の遅いアヌビアスの仲間は、それでも高いほうだが、それを除くと売価の1/3~1/8くらいで仕入れられる。最近はポットに入れて販売されているものがほとんどだが、ポット入りで仕入れると高いので、まとめて買って自店でポットに詰めなおす、ということをすると、仕入れ値の10倍くらいで売れたりするからありがたい。
まして、水草は死なない。いや、本当は死ぬ(枯れる)のだが、それまでに時間がある、死んで(枯れて)売り物にならなくなる、という状態になるまで時間がかかるので、売りさばくにも時間的余裕がある。
それよりもコケ対策が重要。一般ユーザー同様、店でも水槽内に入れて、照明を当てて販売しているのだから、コケは生える。コケが生えてしまうと、汚く見えて、売り物にならなくなる。また、売るためには、自店に水草レイアウト水槽が一つは必要。綺麗に水草が生え揃った水槽を目の当りにするすると、こんな水槽が我が家にあったら、と思うものである。毎日のように手間をかけて、すこぶる良い状態(水草の)を維持していかなければならない。
ただ熱帯魚店では、水草はまだ脇役の域を脱していない。主は熱帯魚であって、水草はたくさん売れる商品ではない。綺麗に水草レイアウトした水槽を見ると「わぁ、キレイ」と、皆が言うのだが、その水草を主力商品にしている店が少ないのは、単価が低くて量が出ないので、商売になりにくいからだろう。
 


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