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熱帯魚店の値付け その2 [熱帯魚]

前回に引き続き、熱帯魚店の値段のつけ方である。
さて、小魚でなく、もう少し大きな魚の場合はどうだろう。例えばアフリカンシクリッドの幼魚。代表的なアーリーの5~6cmサイズの幼魚などは、5匹2000円位で売られていることが多い。これの仕入れ値は、一匹150~200円位。シクリッドは丈夫な魚だから、小魚ほど大量に仕入れることは少ない。小魚ほど死亡率は高くないので、店としては、あせって売らなくても儲けの出る魚種だ。しかし、この種は殺し合いをすることが多い。50匹を一つの水槽に入れておくと、弱って死ぬものもあれば、弱い魚がケンカで負けて殺される、エサが取れずに衰弱死する、ということがある。ケンカでヒレがボロボロになったりすると、治るまで売り物にならない。それでも病気さえ持ち込まなければ、生存率は高いほうだ。
しかし、この種は大量には売れない。多くて5匹、たいてい一匹づつ売れていく事が多い。従って、50匹仕入れても、完売するまでかなり時間がかかる。つまり店にいる時間が長い、ということで、生かしておくのに費用がかかる販売店の場合は、これも困りもの。
ところで、売られているアフリカンシクリッドの幼魚は、そのほとんどがオスだ、ということをご存知だろうか。
 


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